アブラムシは片栗粉で駆除できる!農家直伝・失敗しない作り方と散布のコツ

害虫・病気・獣害対策

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こんにちは、北海道で農家をしている「まるっと農業日記」のくろかべです。

野菜の新芽にびっしり付いたアブラムシ。「まだ数匹だし大丈夫」と放っておくと、あっという間に増えて株が弱り、最悪の場合は全滅することもあります。

この記事では、農薬を使わず、家にある片栗粉でアブラムシを駆除する方法を、作り方から散布のコツまでまとめて紹介します。

この記事のポイント

  • アブラムシは栄養を吸うだけでなく「モザイク病」「すす病」の原因にもなる
  • 片栗粉は煮て「とろみ」をつけるのが効かせるコツ(水に溶くだけでは弱い)
  • 材料は水500mlと片栗粉大さじ1/2だけ。葉の裏まで・数日おきに散布する

動画で見る:片栗粉でアブラムシを駆除する方法

アブラムシを放置するとどうなる?怖い2つの病気

アブラムシは野菜の栄養を吸って株を弱らせるだけでなく、病気を運んでくる厄介な虫です。特に怖いのが次の2つです。

モザイク病:農薬でも治らないウイルス病

アブラムシが口を刺すときに、ウイルスを一緒に運んでくることがあります。感染すると葉がまだら模様になったり、縮んだり、黄色くなったりします。このウイルスは農薬でも治らず、感染した株は抜き取るしかありません。

すす病:葉が黒くなり光合成ができなくなる

アブラムシが出す甘い排泄物に、黒いすすのようなカビが生えてきます。広がると葉が光合成できなくなり、野菜がどんどん弱っていきます。

だからこそ、見つけたら早めの対処が大事なんです。

アブラムシはなぜ爆発的に増えるのか

アブラムシは、生まれたときにはもうお腹の中に次の子どもがいます。生まれて約10日で成虫になり、30〜40日の寿命が尽きるまでに、数が1万倍にまで膨れ上がる可能性があります。集団で付かれると、株はあっという間に弱ってしまいます。

狙われやすい場所と野菜

アブラムシは、植物の「師管液」という栄養たっぷりの液を吸って生きています。そのため、栄養濃度が高い新芽・成長点や、老化し始めた下葉に集中して付きます。

科主な野菜
ナス科ナス・ピーマン・トマト
ウリ科キュウリ
マメ科ソラマメ・エダマメ
アブラナ科コマツナ・ハクサイなど

また、窒素分の多い肥料の与えすぎや、株が込み合って風通しが悪い場所は発生しやすくなります。心当たりがある方は、あわせて見直してみてください。

なぜ片栗粉でアブラムシが駆除できるのか

片栗粉は水で溶いて煮ると、とろみが出ますよね。このとろみがアブラムシの体に絡みつき、「気門」という呼吸のための穴を塞いで窒息させるという仕組みです。

ポイントは、水に溶くだけでなく、ちゃんと加熱してとろみをつけること。加熱しないと効果は薄くなります。

片栗粉スプレーの作り方(3ステップ)

用意するもの

  • 水 500ml(500mlのペットボトルで量ると簡単)
  • 片栗粉 大さじ1/2くらい
  • 鍋
  • スプレーボトル(とろみがあるので、口の広い霧吹きがおすすめ)

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ステップ1:水と片栗粉を鍋に入れる

水500mlを鍋に注ぎ、片栗粉を大さじ1/2くらい入れます。目分量でOKです。

ステップ2:かき混ぜながら、とろみがつくまで煮る

火にかけて、かき混ぜながら煮ます。とろみが出てきたら火を止めます。焦げつきやすいので目を離さないでください。

ステップ3:冷ましてからスプレーボトルに移す

粗熱が取れたら、スプレーボトルに移して完成です。

とろみの目安:スプーンから「とろっと糸を引く」くらい
とろみが強すぎるとスプレーが詰まります。固まりかける手前で止め、濃すぎたら水を少し足してください。

散布するときの3つのコツ

  1. 葉の裏までしっかりかける
    アブラムシは葉の裏に隠れていることが多いので、表だけでなく裏側まで散布します。
  2. 加熱なしの片栗粉水は使わない
    溶いただけだと、とろみが足りず効果が弱くなります。ここはサボらず煮てください。
  3. 数日おきに繰り返す
    アブラムシは繁殖力がとても強いので、1回で終わりにせず、様子を見ながら数日おきに散布します。

効果の目安と注意点

うまくいくと、片栗粉が固まり、数時間〜1日くらいで変化が出てきます。

注意点として、乾いた片栗粉の膜が葉に残ったままだと、葉の呼吸を妨げることがあります。気になる場合は、数日後に水で洗い流してあげてください。

よくある質問

Q. 片栗粉を水に溶かすだけではダメですか?

A. 効果が弱くなります。加熱してとろみをつけることで、アブラムシの気門を塞ぐ力が出ます。

Q. スプレーが詰まってしまいます。

A. とろみが強すぎるのが原因です。水を少し足して、スプーンから糸を引く程度に薄めてください。

Q. 散布後、葉に白い跡が残っても大丈夫?

A. 膜が残ったままだと葉の呼吸を妨げることがあるので、気になる場合は数日後に水で洗い流してください。

まとめ:アブラムシは見つけたらすぐ対処

アブラムシは放っておくと爆発的に増え、病気の原因にもなります。家にある片栗粉で手軽に作れるので、見つけたら被害が広がる前にぜひ試してみてください。

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